【全室個室の慢性期病院】医療法人社団尽誠会 野村病院の特徴について ~慢性期のケアと治療を支える環境~
2023.04.01
差額ベッド代なしで全室個室の療養環境
当院の病室は全室個室であり、洗面台も全室に完備しております。
個室料金(差額ベッド代)はありません。
全室個室のため、基本的に患者様同士の濃厚接触もありません。
また、プライバシーが守られた療養環境を提供しています。
このほか、北陸の冬は雨や雪が多く、風も強い日が多いことから寒い日が多くなりがちです。
当院では全室に床暖房を完備しており、冬季も足元から暖かく快適な療養環境を提供しています。
医療必要度の高い患者様の受け入れ
急性期基幹病院からポストアキュート、すなわち人工呼吸器、気管切開、中心静脈栄養、悪性腫瘍、慢性心不全や呼吸不全に対する酸素療法、褥瘡、インスリンコントロール、輸血が必要な疾患等、医療必要度の高い患者様を受け入れております。
また、外来や居宅系施設からのサブアキュート、すなわち軽度の肺炎や尿路感染症による短期入院も受け入れております。
末梢挿入型中心静脈カテーテル(PICC)による中心静脈栄養
近年、我が国では中心静脈カテーテル挿入における穿刺時の致命的な合併症が大きな問題点となっており、2017年3月には日本医療安全調査機構より医療事故の再発防止に向けた提言第1号として「中心静脈穿刺合併症に係る死亡の分析」が報告されました。この中で、中心静脈カテーテル挿入の適応については、末梢挿入型中心静脈カテーテル(PICC)による代替を含め慎重に決定するよう提言がありました。
当院では中心静脈栄養が必要な患者様が多く、GEヘルスケア社の穿刺用超音波Venueを用いて末梢挿入型中心静脈カテーテル(PICC)を挿入し、中心静脈栄養を行っております。
なお、当院では末梢挿入型中心静脈カテーテル(PICC)の挿入にあたり、原則として全例でオラネキシジングルコン酸塩(オラネジン®)による皮膚消毒を行い、マキシマルバリアプリコーション(高度無菌遮断予防策)の下で処置を施行しております。
当院では医療安全と感染予防に注力した医療提供に努めております。