富山県富山市の医療法人社団尽誠会 野村病院

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認知症サポート医の機能・役割とは ~認知症700万人時代の認知症ケアチームについて~

2024.03.06

認知症ケア体制の強化と地域連携による支援の推進

国立長寿医療研究センターの情報によれば、認知症サポート医には、地域における「連携の推進役」として以下の3つの役割が求められています。

1)かかりつけ医や介護専門職への医療的な支援
2)地域包括支援センターを中心とした多職種連携の構築
3)研修講師や住民啓発などを通じた知識普及と支援

 

医療法人社団尽誠会 野村病院の取り組み

当院では、以下の3名が認知症サポート医養成研修を修了し、地域における認知症支援体制の一翼を担っています。

  • 野村 祐介 理事長
  • 馬場 国夫 病院長
  • 野村 亮介 副院長

認知症患者は今後急速に増加するとされており、高齢化の進行に伴い適切な対応が求められています。
当院ではスタッフが認知症に関する正しい知識を身につけ、適切に対応できるよう継続的な教育・研修を実施しており、その一環として認知症ケア加算2を算定できる体制を整えています。

 

専門医の参画によるケアチームの充実

2023年11月より、紋川 明和 医師(魚津緑ヶ丘病院副院長/にいかわ認知症疾患医療センター長)に当院の認知症ケアチームを指導していただいています。
紋川医師は日本精神神経学会精神科専門医・指導医の資格を有しており、専門的な知見からチーム医療を支援いただいています。
これにより、当院の認知症ケアチームは認知症サポート医3名と精神科専門医が連携する体制となり、多職種協働による継続的な認知症支援の実践に努めております。

 

地域とともに、急速に進む認知症患者増加に対応

医療法人社団尽誠会 野村病院は、認知症の方とそのご家族が安心して暮らせる地域社会の実現を目指し、医療・介護スタッフが力を合わせて今後も取り組んでまいります。

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