【チーム医療の推進】特定看護師・看護師特定行為について
2024.08.26
超高齢社会が進展し、加えて医療の高度化・複雑化が進む中で、質が高く安全な医療を提供するため、チーム医療の推進が必要です。医療資源が限られる中で、それぞれの医療従事者が高い専門性を発揮しつつ、互いに連携し、患者様の状態に応じた適切な医療を提供することが求められています。このため、看護師には、患者さんの状態を見極め、必要な医療サービスを適切なタイミングで届けるなど、速やかに対応する役割が期待されています。
特定看護師とは、特定行為をおこなうために必要な研修を修了した看護師を指します。
特定行為とは、医師の指示に基づいて作成した手順書に準じて、看護師が行う診療の補助行為であり、厚生労働省が定める21区分38行為となっています。
特定行為研修とは、看護師が手順書により特定行為を行う場合に特に必要とされる実践的な理解力、思考力及び判断力並びに高度かつ専門的な知識及び技能の向上を図るための研修であって、特定行為区分ごとに特定行為研修の基準に適合するものと定義されています。
特定行為研修を受けた看護師が、患者様の状態を見極めることで、タイムリーな対応が可能になります。また、患者様やご家族の立場に立ったわかりやすい説明ができ、「治療」と「生活」の両面からの支援の促進に貢献します。
特定看護師 | 近村 厚子 皮膚・排泄ケア認定看護師 |
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特定行為区分 | 栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連 |
特定看護師 | 設樂 栄幸 摂食嚥下障害看護認定看護師 |
特定行為区分 | 呼吸器(長期呼吸療法に係るもの)関連
栄養に係るカテーテル管理(中心静脈カテーテル管理)関連 栄養に係るカテーテル管理(末梢留置型中心静脈注射用カテーテル管理)関連 栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連 |
特定看護師 | 多田 朋子 診療看護師 |
特定行為区分 | 呼吸器(気道確保に係るもの)関連
呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連 呼吸器(長期呼吸療法に係るもの)関連 ろう孔管理関連 栄養に係るカテーテル管理(中心静脈カテーテル管理)関連 栄養に係るカテーテル管理(末梢留置型中心静脈注射用カテーテル管理)関連 創傷管理関連 創部ドレーン管理関連 動脈血液ガス分析関連 透析管理関連 栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連 感染に係る薬剤投与関連 血糖コントロールに係る薬剤投与関連 術後疼痛管理関連 循環動態に係る薬剤投与関連 精神及び神経症状に係る薬剤投与関連 皮膚損傷に係る薬剤投与関連 |