次の未来に向けてプラネタリーヘルスの視点を重視する ~開院57周年を迎えるにあたり~
2024.08.31
医療法人社団尽誠会 野村病院は2017年に開院50周年を迎え、次の50年に向けて動き始めました。
2021年10月には、県内病院として初めてSDGsに関する取り組みを「富山県SDGs宣言」として宣言しました。
そして、今年2024年10月1日に開院57周年を迎えます。
次の未来に向けて、当院ではSDGsは勿論、その先にあるプラネタリーヘルスの視点もさらに重視してまいります。
プラネタリーヘルス、直訳すると地球の健康になりますが、地球環境と人間の健康が密接に関係している状態を指します。
昨今、気候変動や生物多様性の喪失、環境汚染などが地球規模的な課題となっています。
例えば、気候変動による健康への影響としては、近年の自然災害関連死や熱中症などがあげられます。
当院の病院庭園には多様な緑、すなわち植物があります。植物は光合成によって二酸化炭素を吸収するため、微力ながら温室効果ガスである二酸化炭素削減に貢献してきました。
2020年に各階共用棟及び東病棟において一般照明をLED照明へ切り替えました。また、2021年から2022年にかけて全病棟の空調設備を高効率空調設備へ更新しました。
これらの取り組みにより、病院全体として二酸化炭素排出量の削減に取り組んできました。
今後は病院の残された一般照明をLED照明化することに加え、グループ内の有料老人ホームにおいても一般照明をLED照明化し、引き続き二酸化炭素排出量の削減に取り組んでまいります。