慢性期病院におけるリハビリテーション・口腔・栄養の一体的な取組 ~GLIM基準(Global Leadership Initiative on Malnutrition)による評価を用いた栄養サポートチーム(NST)と摂食嚥下サポートチーム(SST)の有機的な連携~
2025.03.24
超高齢社会を反映し、今後も高齢者の救急搬送が増える見込みです。
しかし、救急で入院し原疾患の治療は終えたが、その間に廃用が進んだり、その影響でリハビリテーションに時間がかかることもあります。また、他疾患を併発することもあります。
例として、脊椎圧迫骨折で痛みが強く、安静加療で痛みは軽快したが、その経過中に廃用が進み寝たきりになったり、誤嚥性肺炎を併発することなどがあげられます。
近年「リハビリテーション・口腔・栄養の一体的な取組」が重要視されています。
この理由は、リハビリテーションのみに注力してもリハビリテーションはうまく進まないためです。また、口腔内に問題を抱えていると摂食が進みません。さらに、栄養不足だと筋肉の廃用が進んでしまい、リハビリテーションにたどり着きません。
医療法人社団尽誠会 野村病院では、日常生活動作(ADL)・栄養状態・口腔状態に関する評価を行い、リハビリテーション・栄養管理・口腔管理に関して、医師・歯科医師・薬剤師・看護師・リハビリテーション専門職(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)・管理栄養士・歯科衛生士による多職種連携でチーム医療を行い一体的な取り組みを推進しています。
医療法人社団尽誠会 野村病院における「リハビリテーション・口腔・栄養の一体的な取り組み」
https://cardinalhealth-info.jp/case_report/novellus-vol-49/
中心静脈栄養療法施行患者への摂食・嚥下機能回復に向けた取り組み事例 チームアプローチで質の高いTPNを実現
https://manseiki-hataraku.jp/news/media/145/
慢性期病院のシームレスな栄養管理を目指して~多職種連携のコーディネーター的役割~
https://cardinalhealth-info.jp/seminar/seminar-5471/
二刀流医師は見た!先入観は可能を不可能にする
~脂肪乳剤入りアミノ酸末梢輸液を用いて急性期から"50-50"で在宅を目指す方法とは?~
https://manseiki-hataraku.jp/news/new/900/
慢性期治療病院への変革
https://www2.deloitte.com/jp/ja/pages/life-sciences-and-healthcare/articles/hc/hc-taidan02.html