富山県富山市の医療法人社団尽誠会 野村病院

文字サイズ

 

高齢者総合診療(外来・入院)を行う富山県の慢性期病院 ~日本老年医学会認定老年科専門医・指導医とともに超高齢社会に立ち向かう~ THIS IS NOMURA HOSPITAL

2025.04.30

65歳以上の人口が、全人口に対して21%を超えると超高齢社会と呼ばれます。
日本は2007年に超高齢社会となり、この割合は上昇を続けています。

国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、第2次ベビーブーム(1971年~1974年)に生まれたいわゆる団塊ジュニア世代が65歳以上になる2040年には、35.3%になると見込まれています。

高齢者の多くは複数の慢性疾患を有しています。
たとえば腰痛で痛み止め(鎮痛剤)を内服したとします。鎮痛剤により腰痛が改善することが期待される一方で、鎮痛剤は腎臓の機能を落とし、体に水分が溜まりやすくする作用があります。
このため、慢性心不全の方は、鎮痛剤が心不全の悪化を助長する可能性があります。
また、鎮痛剤により消化管の粘膜傷害を生じ、消化管出血が生じる可能性もあります。

このように高齢者を診る場合、多疾患を優先順位をつけて包括的に管理する高齢者総合診療が重要になってきます。

医療法人社団尽誠会 野村病院では、日本老年医学会認定老年科専門医・指導医の下で高齢者総合機能評価と老年症候群の評価を行い、日常生活を送る上での問題点を把握するようにしています。そして、その評価をもとに診療部・看護部・薬剤部・リハビリテーション部・栄養部などと多職種連携により現実的な医療、看護、介護プランを提供するようにしています。

医療法人社団尽誠会 野村病院は、今後も日本老年医学会認定老年科専門医・指導医とともに超高齢社会に立ち向かってまいります。

 

一般社団法人 日本老年医学会
https://www.jpn-geriat-soc.or.jp/



一覧に戻る