富山県富山市の医療法人社団尽誠会 野村病院

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「北欧の病院建築を原風景に北陸の豊かな自然と充実した設備を融合させた療養型病院」 ~時代とともに変わることと変わらないこと~

2025.05.26

「北欧の病院建築を原風景に北陸の豊かな自然と充実した設備を融合させた療養型病院」は、2005年に野村病院が高齢者の尊厳を支える治療環境の実現を目指して移転新築された際のテーマでした。

その画期的取り組みについては、雑誌「ランドスケープデザイン」no.55(マルモ出版)に下記のように記載されました。
『建物の南側には約4000平方メートルの広い庭園があり、その中央には左右に木々を従えながら小川が流れています。園内には足湯や散策路、花壇、庭園などもあり、屋内にこもりがちな患者の足が自然と外に向かられるよう、開放感あふれるつくりになっています。
野村病院では、患者・スタッフ双方の観点からの医療サービスを考え、「患者ニーズに応える治療環境づくり」と「働きやすい職場環境づくり」が行われています。なかでも、全病室個室スタイルの画期的な試みは、長期入院を前提とする療養型病院のひとつの規範を示しているかのようです。日常の暮らしに限りなく近い環境の中で、入院生活を送ることができる個室の病室は、患者の尊厳を守り、自身の回復を促します。』


医療法人社団尽誠会 野村病院は、2025年に開院58周年、そして移転新築から20周年という節目を迎えます。
この年月の中で、医療や介護を取り巻く環境は大きく変化してきました。しかし、私たちが大切にしてきた「地域の患者さん・ご利用者さんの人生を支える」という使命は、これまでも、そしてこれからも変わることはありません。

当院は、病院ミッションとして「私たちは、富山県内の医療・介護ニーズに応え、慢性期以降の患者・利用者の人生を支えます」を掲げています。また、病院ビジョンとして「私たちは、富山県内の患者・利用者、医療従事者から信頼され、選ばれる慢性期病院になります」という未来像を共有しています。

これは、2005年の移転新築時に掲げた2つのテーマ、「患者ニーズに応える治療環境づくり」「働きやすい職場環境づくり」とも強くつながるものであり、時代の流れとともに変えるべきところは柔軟に変えつつも、変えてはならない本質は守り続けていきたいと考えております。

これからも医療法人社団尽誠会 野村病院は、地域とともに歩み、慢性期医療の未来を支える病院を目指してまいります。

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