富山県富山市の医療法人社団尽誠会 野村病院

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【入院・転院ご希望の方へ】がん患者の栄養管理・不安定な慢性心不全・人工呼吸器管理・誤嚥性肺炎に対する受け入れについて

2025.05.24

厚生労働省が公表した令和5年(2023年)人口動態統計によると、死因として多いのは悪性新生物(腫瘍)、心疾患、老衰、脳血管疾患、肺炎の順となっています。

急性期病院で治すことが困難な方は、慢性期病院に転院することになります。
医療法人社団尽誠会 野村病院では、医療法により入院患者20名につき看護師1名が配置されている20対1の看護体制を採用しています。
その可能な範囲で、がん患者の栄養管理・不安定な慢性心不全・人工呼吸器管理・誤嚥性肺炎に対応しています。

 


1) がん患者に対する栄養管理

がんの進行に伴い栄養状態は悪化し、衰弱することが生じます。

男性は肺がん、大腸がん、胃がん、女性は大腸がん、肺がん、膵臓がんが多くなっています。特に大腸がんや胃がんの場合、胃腸が使えない場合が想定されます。
その際は、日本消化器病学会認定消化器病専門医の診察のもと、多職種チームで対応しています 。

 

2) 不安定な慢性心不全に対する治療

超高齢社会の進行で心不全患者が増加し、心不全パンデミックが起こると予想されています。
慢性心不全は感染症(肺炎など)や不整脈の悪化、貧血進行などにより増悪し、息切れや呼吸困難が生じることがあります。
その際は、日本循環器学会認定循環器専門医の診察のもと、多職種チームで対応しています。

 

3) 人工呼吸器の受け入れ

難治性肺炎や脳血管疾患に伴う人工呼吸管理のほか、心原性ショック後などの循環器疾患に伴う人工呼吸管理にも対応しています。
その際は、日本循環器学会認定循環器専門医の診察のもと、多職種チームで対応しています。

 

4) 脳血管疾患や肺炎に対するチーム医療

脳血管疾患により脳細胞が障害をうけると、脳からの指令が正常に届かないため食べ物を口に入れても喉の筋肉をうまく動かすことができません。このため、食べ物が間違って気管に入ってしまい誤嚥性肺炎を生じる可能性があります。

脳細胞は障害をうけると元に戻らないため、元のように口からうまくとることは困難と考えられます。しかし、可能な範囲で口からとることができないか、日本内科学会認定総合内科専門医を含めて多職種で検討しチーム医療を行っています。

 

入院・転院ご希望の方へ

あいの風とやま鉄道 水橋駅前にある医療法人社団尽誠会 野村病院は、公共交通機関でもお越しいただけます 。

当院への入院・転院をご希望される場合、当院地域医療連携部(直通電話 076-478-3011)までご連絡ください。


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