富山県富山市の医療法人社団尽誠会 野村病院

文字サイズ

 

野村病院 身体的拘束最小化宣言 — 病院理念(Mission・Vision・Value)に基づく、患者尊重のチーム医療 —

2026.03.05

医療法人社団尽誠会 野村病院は、1967年の開院以来、富山県内の医療・介護ニーズに応え、慢性期以降の患者・利用者の人生を支えることを使命(Mission)として、地域とともに歩んでまいりました。

私たちは、「慢性期以降の患者・利用者の人生を支える」という使命(Mission)、「富山県内の患者・利用者、医療従事者から信頼され、選ばれる慢性期病院を目指す」という目指す姿(Vision)、そして「医療従事者同士のチームワークを大切にし、患者・利用者の立場に立った医療・介護サービスを提供する」という行動指針(Value)を、医療・介護におけるすべての判断と行動の基盤としています。

身体的拘束は、安全確保のためにやむを得ず行われる場合がありますが、同時に、患者の自由や尊厳を制限する行為であることを、私たちは重く受け止めています。

この認識のもと、野村病院は病院理念に基づき、身体的拘束の最小化を目指した取り組みとして、以下の方針を掲げます。

 

1.Missionに基づく「人を尊重する医療・介護」の実践

すべての判断・ケアの起点に、患者・利用者の立場に立つという理念を置きます。
患者の意思や生活背景に丁寧に耳を傾け、身体的拘束に代わる手段について検討を重ねます。
安全と尊厳の両立を意識し、「拘束に頼らないケア」を日常の実践として積み重ねていくよう努めます。

 

2.Valueに基づく「チームで支えるケア」

身体的拘束は、特定の職種だけで判断するものではなく、医師・看護師・介護職・リハビリスタッフ・栄養士・ソーシャルワーカーなど、多職種が連携して向き合う「チーム全体の課題」であると考えています。

また、事務職や病院運営を担う管理部門も、研修の充実、ICT導入、記録システムの整備、療養環境の改善などを通じて、現場の取り組みを組織全体で支える役割を担います。

チームワークを大切にし、患者一人ひとりに適したケアの提供に取り組みます。

 

3.ICT・環境整備による代替策の活用

見守り支援システム、排尿予測機器、認知症コミュニケーションロボットなど、ICTや各種機器を活用し、身体的拘束に頼らないケアのあり方を検討・実践していきます。
ICTは人に代わるものではなく、人を支える道具として、安全性と患者の自由の両立を支援するために活用していきます。

 

4.現場からの改善と学びの継続

現場職員の声を尊重し、「こうすれば、より身体的拘束を減らせるのではないか」といった前向きな提案を大切にします。
カンファレンスや事例共有、研修などを通じて、改善を継続しながら学びを深め、
Valueで掲げるチームワークの精神を日々の実践に反映していきます。

 

5.Visionに基づく地域・家族との協働

患者・家族・地域の医療・介護機関と連携し、身体的拘束最小化に向けた考え方や取り組みを共有しながら、改善を重ねていきます。

こうした取り組みを通じて、富山県内の患者・利用者、医療従事者から信頼され、選ばれる慢性期病院を目指していきます。

 

6.身体的拘束最小化の意義

身体的拘束の最小化とは、患者ができる限り自由に、自分らしく暮らせるよう支えることです。

それは、私たちの使命(Mission)、目指す姿(Vision)、行動指針(Value)を、日々の医療・介護の現場で具体的に実践していこうとする姿勢そのものです。

 

 

身体的拘束の最小化は、理念を形にする具体的な行動であり、人を尊重する病院づくりと、人を支えるチーム医療を大切にする姿勢の表れです。

私たちはこれからも、地域とともに、患者・利用者とともに、人の尊厳を大切にした医療・介護の提供を目指してまいります。


2026年3月5日

医療法人社団尽誠会 野村病院
理事長・病院長・看護部長


一覧に戻る